本稿はR141のアップデート情報について記載した記事となります。
※一般利用が公開されているアップデートから、主要なものを抜粋して記載しております。
【Netskope Release Notes】
https://docs.netskope.com/en/netskope-release-notes-version-141-0-0
【Update機能一覧】
・Enterprise Browser
- Enterprise Browser – Extension Governance Policies – Enhance Admin Operations
- Enterprise Browser – Screen Share Guard
- Enterprise Browser – File Downloads Control – Restrict and Encrypt
- Enterprise Browser – Browser Protection Policies – Control Text Input
・Forensics
- Next Gen Forensics for Amazon S3 in AWS GovCloud
- Support Google Cloud Platform as a Forensic Destination
・Netskope Client Steering
- Support for ChromeOS 151
- Audit Log Visibility for Client Service Actions
- Improved Notification for Bulk Steering Configuration Updates
【各機能詳細】
■Enterprise Browser
○Enterprise Browser – Extension Governance Policies – Enhance Admin Operations [GA]
・Enterprise Browserの拡張機能ポリシー管理機能が強化され、
変更内容を本番反映前に安全に検証できるようになりました。
・ポリシー作成、編集、優先順位変更、有効/無効化、削除は
「保留状態」となり、明示的に適用するまで利用者へ影響しません。
・未適用の変更がある場合は警告バナーが表示され、
作成・編集・削除内容を比較画面で確認できます。
・最大100件のポリシーに対して、有効化、無効化、元に戻す、
削除の一括操作を実行できます。
・RBACに対応し、「Manage/View」権限では承認依頼の送信、
「Manage+Apply」権限では変更内容の直接適用が可能です。
・変更適用時には監査ログ向けのコメントを記録でき、運用監査や変更管理を支援します。
○Enterprise Browser – Screen Share Guard [GA]
・Screen Share Guardは、ZoomやTeamsなどでの画面共有時に、
機密情報の意図しない公開を防止する機能です。
・ページ表示時にタブ内容を自動解析し、財務情報、認証情報、個人情報(PII)などの
機密データを検出します。
・機密性が高いと判断された場合は、画面上にグレーマスクを適用し、
共有参加者から内容を見えなくします。
タブ名やURLは表示されたままのため、利用者は画面共有中も通常どおり
ブラウザ操作を継続できます。
・利用者は警告ダイアログから「View Page」または 「Keep Protected」を選択でき、
手動で Show/Hide も切り替え可能です。
・通常のHTMLページに加え、最大100MBのPDFも対象となり、AXTreeを利用して
高速にテキスト解析を実施します。
・検索エンジンやニュースサイトなど100件以上の低リスクサイトを事前に
Allow-List へ登録し、誤検知を低減します。
・管理GUI > Settings > Security Cloud Platform > Enterprise Browser > Browser Settings


○Enterprise Browser – File Downloads Control – Restrict and Encrypt [GA]
・Enterprise Browserで扱うファイルに対し、ダウンロード制御と暗号化を
ブラウザネイティブで実行できるようになりました。
・ダウンロード時に許可(Allow)/ブロック(Block)/暗号化(Encrypt)を
ファイル単位で柔軟に制御できます。
・管理GUI > Policies > Enterprise Browser Protection

・機密ファイルは保存時に自動暗号化され、拡張子「.eb」が付与されます。
管理外端末や個人ストレージへ保存された場合も保護を継続します。
・暗号化されたファイルは、ダウンロードした本人の同一
Enterprise Browserプロファイルからのみ開くことができます。
・PDFや画像などの暗号化ファイルはブラウザ内でそのまま閲覧でき、
再アップロード時には自動的に復号されます。

・「名前を付けて保存」「ページを保存」「リンク先を保存」「画像を保存」などの操作も
ポリシー適用対象となり迂回を防止します。
・ダウンロード、暗号化、復号の状況はブラウザ内の通知バーでリアルタイムの確認が可能です。
○Enterprise Browser – Browser Protection Policies – Control Text Input [GA]
・Text Input Suppression(テキスト入力抑止)がGAとなり、機密性の高いページを
実質的に読み取り専用とすることができました。
・ページの閲覧やスクロールは可能ですが、入力欄への文字追加・変更・置換は
ブロックされ、通知バーで利用者へ案内されます。
・物理キーボード、ソフトウェアキーボード、IME(日本語・中国語・韓国語)、
音声入力、ドラッグ&ドロップ、貼り付け操作まで一括して制御します。
・スペルチェック表示は維持しますが、自動修正や「Replace with suggestion」は禁止し、
表示中のテキストを変更できないようにします。
・ブラウザの自動入力機能も無効化され、保存済みの住所やクレジットカード情報、
フォーム情報の流出を防止します。
・Figmaなどのcanvasベースアプリでも文字入力を制御しますが、
描画や地図操作など非テキスト操作は継続利用できます。
・クロスオリジンiframeにも自動適用されるため、埋め込みコンテンツ経由の
ポリシー回避を防止します。
・Tab/Shift+Tabによるキーボード操作やアクセシビリティ機能は維持され、
業務への影響を抑えながらデータ持ち出し対策を実現します。

■Forensics
○Next Gen Forensics for Amazon S3 in AWS GovCloud [GA]
・Next Gen Forensicsのフォレンジック保存先として、AWS GovCloudリージョンの
Amazon S3バケットに対応しました。
・FedRAMP対応のお客様は、フォレンジックデータをGovCloud環境内で
安全に保存・管理できます。
・既存のAmazon S3ベースのワークフローを拡張し、商用・中国・政府クラウド環境で
一貫したフォレンジックの可視化と調査が可能です。
・本機能はGAですが、FedRAMP High Netskopeテナント
(テナントURL:<tenant-name>.govskope.us)のみ利用できます。
・詳細に関しましては下記メーカサイトをご参照ください。
https://docs.netskope.com/en/next-gen-forensics#aws
○Support Google Cloud Platform as a Forensic Destination [GA]
・Next Gen Forensicsのフォレンジック保存先として、Google Cloud Platform(GCP)を
設定できるようになりました。
・セキュリティを重視した設計となっており、従来のフォレンジック機能で必要だった
広範な権限ではなく、最小権限の原則に基づく限定的な権限で連携します。
・Netskopeが管理する専用のGCPサービスアカウントを利用して接続するため、
管理者はNetskopeへ付与するアクセス権限を細かく制御できます。
・詳細に関しましては下記メーカサイトをご参照ください。
https://docs.netskope.com/en/netskope-help/data-security/forensics/next-gen-forensics/
■Netskope Client Steering
○Support for ChromeOS 151 [GA]
・Netskope ClientがChromeOS 151をサポートしました。
・詳細に関しましては下記メーカサイトをご参照ください。
https://docs.netskope.com/en/netskope-client-supported-os-and-platform
○Audit Log Visibility for Client Service Actions [GA]
・Devices Web UIからクライアントサービスの有効化、無効化、更新を実施した際、
操作を行った管理者のメールアドレスが監査ログに記録されるようになりました。
・これにより、管理対象デバイスに対する管理操作の可視性、追跡性、
およびアカウンタビリティが向上し運用管理や監査対応を効率化できます。
・管理GUI > Settings > Administration > Audit Log

○Improved Notification for Bulk Steering Configuration Updates [GA]
・Steering ConfigurationのWeb UIが改善され、100件を超えるSteering Configurationを
保存した際に、エラーではなく情報メッセージが表示されるようになりました。
・これにより、大規模な設定変更であっても処理が失敗したわけではなく、
バックグラウンドで継続して実行されていることを明確に確認できます。
・運用担当者は不要なトラブルシューティングや再実行を避けられ、
より分かりやすく設定状況を把握できるようになります。
・管理GUI > Security Cloud Platform > Traffic Steering
